ふくよかな香りと濃厚な甘さのチョコレートケーキは、食べると幸せな気分になりますよね。一見、どれも似ているように思えるチョコレートケーキですが、実はいろいろな種類があるのをご存知でしたか?ここでは、代表的なチョコレートケーキの種類をご紹介します。

オペラ

オペラは、リキュール入りのシロップを染み込ませたビスキュイ・ジョコンドという専用の生地にチョコレートクリーム、コーヒー味のバタークリームを薄く重ねて層を作り、表面をダークチョコレートでコーティングしたチョコレートケーキのことです。四角く切り分けられていて、茶色の濃淡や艶の有無など、層の重なりが美しく見える事と、漆黒に近い天辺に金箔がトッピングされているのが特徴です。様々な味が絡み合い、濃厚でありながら繊細な甘さが魅力です。

オペラを初めて作られたのは1955年。フランスの老舗食品会社ダロワイヨのオーナーであるシリアック・ガビヨンが考案しました。その美味しさは世界中で有名になり、フランスを代表するチョコレートケーキになりました。名前の由来は諸説ありますが、オペラ座に出演するバレリーナへの賛辞を表したという説が最も有名です。

ガトーショコラ

日本ではチョコレートケーキの一つの種類と思われがちなガトーショコラですが、フランス語では〈Gâteau =ケーキ、chocolat =チョコレート〉(Gâteau au chocolat)つまり、チョコレートケーキ全般を指す言葉です。日本では特に、卵白をメレンゲにして混ぜ、ホール型やパウンド型などで焼いたチョコレートケーキ、またはそれを切り分けた物が、ガトーショコラと呼ばれています。柔らかくしっとりとした口当たりと、濃厚な甘味が特徴です。チョコレートの原料であるカカオは、紀元前2000年頃から現在のメキシコや中央アメリカ北部の地域で栽培されていましたが、主に飲料や薬として使われていました。16世紀にヨーロッパに輸入されるようになってからもそれは変わらず、初めてチョコレートケーキが作られたのは、18世紀だと言われています。

ザッハトルテ

ザッハトルテは「チョコレートケーキの王様」と呼ばれるチョコレートケーキです。チョコレート味のバターケーキの表面や、上下を切り分けた間に杏のジャムを塗り、チョコレート入りの粉砂糖でコーティングします。シンプルで濃厚な甘さが特徴で、そのままでは食感が重すぎるため、砂糖を入れない生クリームと一緒に食べられることが多いです。ザッハトルテの歴史は古く、オーストリア帝国宰相であるクレメンス・フォン・メッテルニヒに仕える料理人のフランツ・ザッハーが1832年に初めて作りました。貴族たちから新しいデザートを、と求められて考案されたザッハトルテですが、世界中で評判になり、オーストリアを代表する古典的なチョコレートケーキになりました。

ブラウニー

ブラウニーは、アメリカを代表するチョコレートケーキです。一般的なチョコレートケーキに比べてチョコレートの割合が多く、かなりしっとりとした濃厚な食感です。味はプレーンの他に、生地にナッツ、チョコチップ、ドライフルーツを混ぜ込んだタイプがあります。一口大の平たい四角形や、指でつまめる大きさのバーの形をした物が多いです。ブラウニーの特徴は、この携帯しやすい大きさにあります。ブラウニーが初めて作られたのは、1893年のシカゴ万博の際でした。ホテル「パーマー・ハウス」の創業者の妻マーサ・パーマーの「万博に参加する女性に喜ばれる、携帯に適したデザートを」という願いに、ホテルのシェフが応えたのです。この時に作られたブラウニーは、表面にナッツがトッピングされ、さらに杏のグレイズが掛かっていました。このレシピをもとに、大きさはそのままで味に様々なアレンジが加えられて、現在の形態に変わって行きました。

いかがでしたか?チョコレートケーキの作り方やエピソードがわかると、ケーキ選びがますます楽しくなりそうですね。

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