
バレンタインを日本に根付かせた立役者は一体誰なの?
出典: shutterstock
2月14日はバレンタインデー。日本で「愛を告白する日」として女性が男性にチョコレートを渡すようになった背景にはどんな人物が関わっていたのでしょうか?その立役者に迫ります。
今ではすっかり日本にもバレンタインにチョコレートを贈る習慣が定着しましたが、バレンタインを日本に根付かせた立役者は一体どんな人物なのでしょうか?バレンタインが日本に定着するまでを一緒にみていきましょう。
日本にバレンタインを定着させたのは?
日本で最初にアメリカのバレンタイン文化を持ち込んだのは、チョコレートで有名な洋菓子ブランド・モロゾフといわれています。1936年にモロゾフがバレンタインの広告を出したのが始まりです。しかし当時はなかなか定着せず、習慣と呼べるようになったのは1975年前後、洋菓子メーカーのメリーチョコレート原邦生さんの手腕によるところが大きいといわれています。
原邦生さんってどんな人?
原邦生さんは1958年当時、メリーチョコレートの営業部長でした。ヨーロッパの知り合いからバレンタインについて情報を得て、新宿伊勢丹でバレンタインキャンペーンを行いましたが思うように売れなかったようです。しかしそれから毎年広告を出し続け、実際に日本にバレンタイン文化が根付いたのは1975年ごろといわれています。
原邦生さんにまつわるおもしろい話
原邦生さんはヨーロッパの知り合いからバレンタインの風習を聞きましたが、ある勘違いをしてしまいます。ヨーロッパではバレンタインデーにお花とカード、チョコレートを贈る習慣があり、チョコレートよりはお花のほうに重点がおかれていました。しかし、原邦生さんはこれを勘違いして、チョコレートだけを贈ると解釈してしまったそうです。日本のバレンタインは原邦生さんの勘違いから生まれたものといってもいいでしょう。
まとめ
日本にバレンタインデーを定着させた人物について分かりましたか?「お菓子メーカーの戦略なのでは?」という噂もありますが、これも一理あるでしょう。定着するまでは長い道のりでしたが、日本のバレンタイン文化はこれからも多様化していくに違いありません。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連する記事

知っている?チョコレートのビター・ミルク・ホワイトの違い
ちょっとしたおやつなどに良く食べられているチョコですが、実は意外と知らないことが多いのではないでしょうか?今…
choccolatte / 2377 view

濃厚さがたまらないチョコレートケーキ「ブラウニー」のすべて
チョコレート菓子の中でも、チョコレートブラウニーは人気の高いお菓子ですよね。ここでは、チョコレートブラウニー…
choccolatte / 1633 view

これを贈れば間違いない?バレンタイン本命チョコの選び方ポイント
これを贈れば間違いない?バレンタインのチョコは何を基準に選べばいいのでしょうか。バレンタイン本命チョコの選び…
choccolatte / 728 view
アクセスランキング
人気のある記事ランキング